VS 青赤ストーム
こんばんは,小麦粉です.
今晩はトップメタの中でもアグロでなくコンボ系のデッキである青赤ストームとの立ち回りについて議論したいと思います.
ではまた長い文章になりますが,以下からご覧ください
また,当ブログを参照したことによるいかなる不利益に関しましても当ブログは責任を負いかねますので事前にご理解をお願いいたします.
1.青赤ストームにかんするあれこれ
1.1青赤ストームの基本戦法について
青赤ストームと聞くとピンと来ない方もいるかもしれないですが,
簡単に言えば即死系チェインコンボデッキです.
まずストームって何って話ですが,以下のカードをご覧ください
Grapeshot / ぶどう弾 (1)(赤)
ソーサリー
クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。ぶどう弾はそれに1点のダメージを与える。
ストーム(あなたがこの呪文を唱えたとき、このターンにそれより前に唱えた呪文1つにつきそれを1回コピーする。あなたはそのコピーの新たな対象を選んでもよい。)
あなたがこの呪文を唱えたとき,このターンにそれより前に唱えた呪文一つにつきそれを一回コピーする.あなたはこのコピーの新たな対象を選んでもよい.
ようはこの呪文をうったターンに打った呪文の枚数だけコピーされる
→そのターンに手練・血清の幻視・ぶどう弾と打つと3発飛んでくる
ということです.これを同一ターン中に20枚うつと20発飛んできてKOなわけですね.このストームを持ったカードをとどめに使うデッキです.
デッキの構成ですが,デッキに入ってるものすべてがコンボパーツという構成が多く,その基本的な立ち回りは以下の通りです.
1・序盤は手練や血清の幻視で手札を整える
2・やばい動きは差し戻しでカウンター
3・バラルかゴブリンの静電術師が着地したら準備完了(しないこともある)
4・発熱の儀式・捨て身の儀式・魔力変でガンガンストームを稼ぐ
5・マナが伸びたら炎の中の過去で墓地の呪文に全部フラッシュバック
6・全部打ってぶどう弾か巣穴からの総出でフィニッシュ
こんなかんじの動きをとるデッキです.基本的に炎の中の過去が通った時点でだいたい死にます.
また,最近はけちな贈り物を採用している事がめちゃくちゃ多いです.
けちな贈り物はデッキの中から名前の異なるカードを4枚持ってきて相手に2枚選んでもらい,選ばれたカードが墓地に送られるカードなのですが,これの後に炎の中の過去で墓地に落ちたカードにもフラッシュバックつくとなにも関係なく4枚増えたような感じになって死にます.
1.2 Loから見た青赤ストームの不利な点
このデッキの強いところはライブラリーが1枚でもライフが1でもストームが繋がったら捲り返せる点だと思います.バーンでライフが1だろうと毒が9個載ってようと一気にまくり返して勝ちまでいけてしまうデッキである点が非常に強いです.
また,ストーム呪文はコピーであるため,対処がとてつもなく難しいです.一発カウンターしても残りのぶどう弾が突っ込んでくるので負けてしまいます.
LOにおいては,中途半端に墓地を肥やすと相手のフラッシュバックする種を作ることになってしまうため友情コンボになってしまいます.
書庫の罠を何気なく手なりで打ち込んで墓地が肥えて4tでKO,ということも全然あり得るので立ち回りが重要になります.
ただ,個人的にはこのマッチアップは有利であると考えます.理由は次の節で.
1.3 Loから見た青赤ストームの有利な点
このデッキは何といってもコンボデッキであり,キーカードに大きく依存します.つまり1枚でも落ちた場合根絶してしまえば相手は何もできなくなりその時点で投了,そうならなくても押し切れるケースが非常に多いです.
そのため,落ち方に依存しますが根絶一枚で勝てるケースが多いため,このマッチアップは有利であると言えると思います.
また,オールインデッキなので割と何でも根絶すれば致命傷になりえます.
バラルや静電術師を抜けばストーム連鎖が難しくなり,
炎の中の過去を根絶すれば墓地の呪文が使えなくなり,
リチュアルや魔力変を抜けば同じくストームを稼ぐことが難しくなります.
また,言わずもがなフィニッシャーであるぶどう弾や巣穴からの総出を抜くだけでデッキは機能不全に陥るため,カウンターできない根絶を打ち込めばわりと致命傷になります.
この点を考えると,ライブラリーアウトとして戦う場合非常に厳しい戦いとなりますが,根絶コントロールとして立ち回るとかなり有利に立ち回れると思います.
2.vs青赤ストームの立ち回り
2.1メイン戦序盤の動き
このデッキはコンボデッキなので妨害に全力です.初手のキープ基準は根絶か外科的摘出を一枚持っておきたいところ.ない場合はそれを探せるドローソースを一緒にあるのが最低条件としたいところ.それがない場合,バラルかゴブリンの静電術師を落とせるプッシュはほしいところ.
序盤からショックイン,フェッチをガンガン使って削る準備をしていきたい.
このデッキならば初手血清の幻視より初手カニの方が強いことが多いです.
何が落ちても急所になるので3tで何かを根絶することを目標に動きます.
根絶するものの優先順位は後述します.
このデッキとの戦いはコンボ成立までの時間との戦いなので12ぐらいまでライフを削っても問題ないとおもいます.
序盤から攻める気全開でつっこみましょう.サージカルより根絶のほうがこのデッキでは信頼性が高いです.
2.2メイン戦中盤以降の動き
このデッキ相手に中盤以降までもつれ込むことはあまりよくないです.
墓地がリソースになるデッキなので,墓地を肥やすデッキであるライブラリーアウトは基本的に相性がよくないです.根絶があるから有利を取れる可能性があるだけであり,基本的な戦法は相手の「炎の中の過去」と友情コンボになりやすいことを忘れないようにしてください.
気をつける点は以下です.
・基本バラルか静電術師を立たせない
・ストームコンボ開始の種火にあわせてどちらかを落とす
・けちな贈り物でぶどう弾が見えたら墓地に落として根絶
根絶はスタック不可能というのがめちゃくちゃ生きます.どうしても対応できないってのがほんとつよい.根絶大好き.
2.3 サイド入れ替え
何入れ替えるのってなるとシンプルです.
In
墓地対策(墓所への乱入などはダメ.墓地がなくなるもの)
→炎の中の過去を空振りさせます
打ち消し呪文
→ストーム始動を妨害しましょう
軽いピン除去
→軽減生物を落としましょう
バウンス
→軽減生物バウンスや,血染めの月が入ることがあるのでそれ用に
また残響する真実なら巣穴からの総出にばっちり構えられます.
Out
全除去
→打つ暇ないです
催眠の宝珠
→パーマネントが並ばないので強くないです
ジェイスの幻は削りきる前にまくり返されることの方が多そうなのでパス!
またロストレガシーを採用しているなら数枚あるといいと思います.
ロストレガシーみたいに直接引っこ抜けるのは墓地に落とさないでよい分コンボデッキ相手には使い勝手がいいです.ただカウンターされるとけっこう重い呪文なので空白ターンが出来てしまいます.
3.根絶のあてどころ
3.1根絶で抜きたいもの
根絶で抜きたいものは以下です
1.ぶどう弾・巣穴からの総出・炎の中の過去
2.儀式か魔力変
3.バラルか静電術師
2位と3位が逆に感じる方もいらっしゃるかもしれないですが,個人的には生物がいても儀式がなかったらストームが稼げないのをかんがえるとこの並びでいいかなとおもいます.
ともかく1位のカードをぬければだいぶ相手のルートを絞ることが出来ます.
そしてルートを絞らせた場合,けちな贈り物でサーチすることが考えられますので,そこにあわせて根絶も悪くないと思います.
また,根絶根絶いってますが通常の墓地対策もある程度ききます.
個人的には信頼度は根絶>墓地対策=サージカルぐらいの順位と思っています.
4.総括
このデッキとやるときはライフは気にしないでいいとおもいます.
そうこうやっていると稲妻が飛んできて負けることもありますが,最近あまり打たれることがないので,徹底的に妨害してやりたいことをさせないようにしましょう.
このデッキは生物によるビートプランがほぼないので(ないよね?)ある程度ライフをペイしても大丈夫と思います.
あと,ストームが始まってもすぐに投了しない!すごく大事!急に相手の連鎖がとまるかもしれないから!
というところで,僕が考える青赤ストームとの立ち回りでした.
あくまで一個人の意見であるためストーム使いの方が見ると不十分な点も多いと思います.
参考程度にしていただけると幸いです.